「神整備」阪神園芸、大忙し 度重なる雨天中断、15日の夏の甲子園

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【明豊-佐賀北】試合再開の準備をする阪神園芸の職員ら=阪神甲子園球場で2025年8月15日、長澤凜太郎撮影
【明豊-佐賀北】試合再開の準備をする阪神園芸の職員ら=阪神甲子園球場で2025年8月15日、長澤凜太郎撮影

 度重なる悪天候を前に、職人たちの腕が鳴った。

 第107回全国高校野球選手権大会は第10日の15日、明豊(大分)―佐賀北の第3試合途中で雨天中断となった。

 五回が終了した午後3時45分、雷の音とともに強い雨が降り始めると、グラウンド整備を行う阪神園芸のスタッフらが出動した。グラウンドの土の部分を手早く防水用のシートで覆い尽くした。

 中断開始から約40分後、空が明るくなり始めると、スタッフたちが再びグラウンドに登場した。

 大人数で声を掛け合い、動きを合わせながら内野を覆っていた巨大なシートを手際よくたたむ様子に、スタンドからは拍手やどよめきが起こった。

 芝生にたまった水はスコップですくい取り、内野の土をならした。スピード感のある「神整備」で、およそ約20分後に試合が再開した。

 15日は雨の影響で、第1試合も開始時間を1時間遅らせ、グラウンド整備が行われた。

 午前8時、試合開始を待ちわびる観客が見守る中、阪神園芸のスタッフがグラウンド表面のぬかるんだ土をスコップで取り除き、乾いた土を加えてグラウンドを鮮やかに「復活」させた。

 阪神園芸の「職人」たちにとっては、大忙しの一日となった。【川村咲平】

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