太平洋戦争などの戦没者遺族の全国組織「日本遺族会」が、支部に当たる全国の都道府県組織の会員数を調査したところ、今年7月時点で約35万世帯だったことが明らかになった。
戦後80年となる中、太平洋戦争で日本軍の兵士として戦地などを経験した人はわずかとなった。
総務省などによると、存命する元兵士の人数を網羅したデータはないが、公的年金「軍人恩給」を受給する元軍人は2024年度時点で792人。戦後の廃止を経て、制度が再開された1953年以降初めて1000人を下回った。23年度に比べて4割超減り、ピークの約139万人(73年度)の0・05%。年齢別では100歳以上が645人で全体の8割超を占める。【平川昌範】
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