秋吉久美子さん、平和への宿命 「戦場スケッチ」世に広めたい 出版企画、感性に訴えるもの必要

Date: Category:カルチャー Views:2 Comment:0

初の主演映画「十六歳の戦争」のポスターを前に、戦争について語る秋吉久美子さん=東京都豊島区で2日、奥村隆撮影
初の主演映画「十六歳の戦争」のポスターを前に、戦争について語る秋吉久美子さん=東京都豊島区で2日、奥村隆撮影

 「堪へ難キヲ堪へ忍ヒ難キヲ忍ヒ」の一節で知られる「終戦の詔書」は80年前の8月14日に発布された。翌日の玉音放送で国中に広まり、今なお有名だ。一方で私たちは、かの過酷な戦場をどれほど知っているのか。元日本軍兵士による戦場体験を再現したスケッチ集が刊行された。出版を企画したのは、俳優の秋吉久美子さん。なぜ世に出したいと考えたのだろう。

 「今、この映画を見ても、撮影から50年たったとは思えないんです。不思議ですよね」。この映画とは、秋吉さんが初めて主演した1973年製作の「十六歳の戦争」のことだ。当時のポスターを前に、秋吉さんが振り返る。

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.