全国高校野球選手権大会は第9日の14日、阪神甲子園球場で2回戦があり、史上2校目となる2度目の春夏連覇を狙う横浜(神奈川)が綾羽(滋賀)に5―1で勝ち、7年ぶりに3回戦に進んだ。
横浜の村田浩明監督の試合後の主な談話は次の通り。
横浜・村田浩明監督
(先発の)池田もよく投げてくれたが、どうもうちのリズム、空気感ではないというところで早々に織田に切り替えた。守備からのリズムを攻撃につなげると、もう一回意識し直して、すごく流れが来た。織田には感謝しています。
<序盤は相手先発に苦んだ>
変化球を狙って行こうとしたが、インコースの絶妙なところに投げてきて、打者も無理やり打たされる感じだった。四回からはインコースを引っ張れと指示を変えて、打者もほぐれてきた。(攻撃では犠打も多用し)雑に戦うことはできない。しっかりジャブを打つ。ランナー二塁と得点圏に行って、安打数以上の圧をかけられた。ジャブを常に言っていたので、そこで点数が取れて勝てたことが良かったです。
<相手に先制される展開について>
野球って長いので、九回あるので。守備からビシッと切り替えて、そういう準備をしてきて、いつも通りの野球ができました。野球は長い旅なので、旅路はいろんなことがあるので。
<1回戦で完封した織田が再び好投。たくましさが増している>
強くなった。なんか堂々としていないですか? 雰囲気が出てきましたよね。1回戦はかなり檄を飛ばした。(先輩の)松坂(大輔)さんを何か一つ超えられるものはないかといった時に、2年生での完封に成功したら彼(織田)の自信になるし、後輩も織田さんみたいになるんだ、となる。
それが歴史と伝統。何か一つ松坂さんに勝つものを作りたくて、九回を投げきろうと。野手にもとにかく守ってくれ、ゼロに抑えようとやったのが、(2回戦の)自信に満ちあふれた投球になったのかなと思います。
(織田がマウンドに上がり)もう流れが変わりましたよね、球場の。そういう準備をさせていたので、間隔も空いてかなりベストコンディションでいけた。80球くらい(81球)で次も行けるので、投げさせて良かったです。
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