頭部死球の横浜・阿部葉太、大事を取って病院へ 夏の甲子園

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【横浜-綾羽】六回表横浜無死、阿部葉が死球を受ける=阪神甲子園球場で2025年8月14日、長澤凜太郎撮影 拡大
【横浜-綾羽】六回表横浜無死、阿部葉が死球を受ける=阪神甲子園球場で2025年8月14日、長澤凜太郎撮影

 全国高校野球選手権大会は第9日の14日、阪神甲子園球場で2回戦があり、史上2校目となる2度目の春夏連覇を狙う横浜(神奈川)が綾羽(滋賀)に5―1で勝ち、7年ぶりに3回戦に進んだ。

 六回に打席で頭部死球を受けた阿部葉太選手(3年)は、直後と試合後に医師の診察を受けた。大会本部によると、異常はないものの、大事を取って兵庫県西宮市の病院に向かった。

 1―1で迎えた六回表の先頭で、2ストライクからの3球目の130キロ台の直球が阿部選手の側頭部に直撃した。阿部選手には臨時代走が送られ、六回裏に中堅の守備に戻った。

 投球した綾羽の藤田陸空投手(3年)は「(阿部は)一番いいバッターだと思ったので、気持ちが先走って、体が開いて、腕が遅れてしまった」と振り返った。その後、自らの失策で失点し「パニクってしまって、修正できなかった。本当に何してんだろって思って……悔しいです」と涙した。

 阿部選手は大会本部を通じて「先制された形だったが初回の失点だけに抑えて粘っていけました。(自身は)まずまず状態が上がってきていて、このあと回戦が上がるにつれて、ここで打たないと負けるという究極の打席で一本出せるようにやっていきたいと思います」とコメントした。

 横浜は大会第12日(17日)の3回戦で津田学園(三重)と対戦する。【生野貴紀】

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