昭和の歌謡曲で楽しむ盆踊りのイベント「北九州昭和夏まつり」(実行委主催)が15日、北九州市小倉北区の勝山公園で開幕し、多くの家族連れらでにぎわった。午後5~9時。入場無料。24日まで。
「全世代に、感動と興奮を。」をテーマにこの夏で2回目の開催。祖父母と両親、子どもの三世代で気軽に参加できる祭りにと昨年、産学官の連携で始まった。
盆踊り会場の勝山公園大芝生広場には高さ約10メートル、八角形の巨大な木製のやぐらが組まれ、その規模は「国内最大級」と実行委。会場や紫川周辺を約2000個のちょうちんが照らしている。
盆踊りは、北九州ゆかりの漫画家、松本零士さんを代表するアニメから「銀河鉄道999」、昭和を彩った歌謡曲「青い珊瑚礁」や「DESIRE―情熱―」などが流され、初日からライブフェスのような盛り上がりを見せた。盆踊りは午後7、8時から各30分間で、17、23、24日は午後6時の回もある。簡単な踊りの振り付け指導や、合間にはステージイベントがある。
会場には輪投げや射的などの夜店やキッチンカーなど約70店が出店。リバーウォーク北九州周辺では「勝山夜市」、「ディスコナイト」(23日)などの関連イベントもある。
会期中20万人の人出を見込んでおり、実行委は「北九州の三大祇園祭りやわっしょい百万夏まつりのような、北九州を代表する祭りにしたい」としている。【石田宗久】
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