全国高校野球選手権大会は第12日の17日、阪神甲子園球場で3回戦があり、沖縄尚学が仙台育英(宮城)に5―3で競り勝った。
沖縄尚学の先発左腕・末吉良丞投手(2年)は11回9安打3失点、169球の熱投で勝利に貢献した。
試合後の末吉投手の主な談話は次の通り。
沖縄尚学・末吉良丞投手
<立ち上がりはボール先行になる場面も多かった>
状態は悪くなかったが、力が入りすぎてボール先行になった。持ち味の真っすぐを生かすのは、バランスのいいフォーム。バランスを意識して、ゆったりと投げました。
<延長タイブレークの守備では簡単に送りバントをさせない、内角へのスライダーが光った>
もし死球になっても、満塁で守りやすくなるので、あまり考えすぎず。「バントをできるもんなら、やってみろ」と思って投げました。
投げ合いでは先に降りたくない、できるだけ自分がマウンドに立ちたい。競ったゲーム、投手戦っていう中で失点しなかったり、チャンスで一本が出たり。競ったゲームを勝つことで成長につながると思います。
<スタミナ強化の取り組みについて>
投げることで体力はつく。1日100~110球くらい、球数多く投げ込みました。3日投げたら1日ノースロー、また翌日から投げて。ゴールデンウイークから沖縄大会開幕の2週間前くらいまで続けました。
<沖縄尚学に進学した理由>
誰に教わりたいかを考えた時に、同じ左投手で甲子園優勝やU18日本代表投手コーチも経験がある比嘉(公也)先生からは得られるものが多いと思いました。
比嘉先生からの「力だけで投げるんじゃない。体全体でしっかりコントロールを大事しなさい」という意識はとても大切にしています。
比嘉先生は野球に対しては厳しい方。負けじと教えていただいたことを実践しようとやっています。
<比嘉監督に褒められたことは>
ないです(笑い)。
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