埼玉県の「へー」 「県民の日」で休校に さて、どこに行く?

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多くの県民が詰めかけた「埼玉県民の日」の県庁オープンデー=さいたま市浦和区で2023年11月14日(県提供) 拡大
多くの県民が詰めかけた「埼玉県民の日」の県庁オープンデー=さいたま市浦和区で2023年11月14日(県提供)

 2025年の夏、いかがお過ごしでしょうか。暑さ対策をしつつ、旅行や帰省の計画を立てている人も多いのでは?今回は全国各地の「地域トリビア」を厳選して紹介します(随時掲載)。家族や旧友、旅先の人たちとの話題にチェックしてみてください。ふるさとの意外な一面も見えてくるかもしれません。

休校措置があるのは7都県のみ

 埼玉県は1871(明治4)年の旧暦11月14日、廃藩置県によって誕生した。県は100年後の1971年、この日を「埼玉県民の日」に指定。大半の学校が休みになることから、一般開放される県庁を中心にさまざまなイベントが開かれる。県によると、「都道府県の日」がある19都道県のうち休校措置があるのは埼玉を含め7都県しかない。

 24年の県庁オープンデーには約1万9000人来場。特産品販売やスポーツ体験、スタンプラリーが開かれ、配布品の小袋を抱えた親子でごった返した。ゆかりの芸能人によるイベントも開かれており、23年は映画「翔んで埼玉」主演のGACKTさんと二階堂ふみさんのトークショーが話題を呼んだ。

 県の担当者は盛況の背景について「認知度が上がり、各部署が『子どもが喜ぶものを』と考えて準備している。その影響もあるのでは」と見る。

 ただし、県内には「県民の日といえばディズニーランドに行く日。だいたい学校の友達に会う」(古くからの県民)といった声も少なくない。実際に、サンリオピューロランド(東京都多摩市)、スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)といった県外の有名施設が埼玉県民限定の優待を実施している。県民の日は「埼玉県民が全国へ繰り出す日」にもなっている。

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