
臼井が凌生に言う。
「紹介してもらった最初の職場だからって、そりゃ、ちょっと足元見られすぎ。山本さんじゃなくてもそりゃ、言いたくなるわ」
「そういうもん?」
「うん」
臼井が頷(うなず)くと、なんだかほっとした。買い叩(たた)かれてる、足元見られすぎ、というのは、凌生にそれなりに価値があるのに、という前提があればこそだ。自分はこの人に、価値を見下げられていない。
「山本さんはさておき、確かに一度外見るの、悪くないと思うよ。なんなら、紹介できるけど、どうする?」
臼井が凌生に言う。
「紹介してもらった最初の職場だからって、そりゃ、ちょっと足元見られすぎ。山本さんじゃなくてもそりゃ、言いたくなるわ」
「そういうもん?」
「うん」
臼井が頷(うなず)くと、なんだかほっとした。買い叩(たた)かれてる、足元見られすぎ、というのは、凌生にそれなりに価値があるのに、という前提があればこそだ。自分はこの人に、価値を見下げられていない。
「山本さんはさておき、確かに一度外見るの、悪くないと思うよ。なんなら、紹介できるけど、どうする?」
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