ごみ処理施設火災、復旧などに41億円 26年再稼働か 埼玉・戸田

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埼玉県戸田市 拡大
埼玉県戸田市

 埼玉県戸田市のごみ処理施設「蕨戸田衛生センター」で7月に発生した火災について、同センター組合は18日、施設復旧や近隣自治体へのごみ処理委託費などの総額が約41億円になると明らかにした。焼却施設の再稼働は来年3月になる見通し。

 火災は7月12日正午ごろ発生。粗大ごみ処理施設地下1階の破砕物排出コンベヤー付近が火元とみられる。施設内の機器類に電力を供給する配線が火災で損傷し、復旧工事費に約21億1200万円、設備の点検整備委託費に約1億8400万円かかる見込み。

 一時停止していたごみ収集は7月17日に再開したが、集めたごみの処理は、さいたま市や川越市などの県内近隣自治体、東京二十三区清掃一部事務組合などに委託している。来年3月までの処理委託費は約18億円に上るとみられる。

 18日に記者会見した組合管理者の頼高英雄・蕨市長は、処理委託費の一部に国の特別交付税を充てると強調し、「(市民に)税金がかかるという想定はしていない。施設の早期復旧に向けて全力で取り組んでいきたい」と話した。【加藤佑輔】

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