ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は18日、トランプ米大統領との会談の冒頭、手紙を手渡した。ゼレンスキー氏の妻オレナさんがトランプ氏の妻メラニアさんに向けてしたためたといい、ゼレンスキー氏はトランプ氏に「あなた宛てではない」と冗談交じりに話して笑いを誘った。
トランプ氏は15日に米アラスカ州アンカレジでロシアのプーチン大統領と会談した際、メラニアさんからの手紙をプーチン氏に手渡した。手紙では子どもたちを守る必要性を説き、「今がその時だ」とプーチン氏に行動を促した。
ゼレンスキー氏はトランプ氏に対し「ウクライナの子供たちについてプーチン（氏）に手紙を送ってくれてありがとうございます」と述べ、メラニアさんへの謝意を示した。
メラニアさんが手紙を書いた理由を記者から問われたトランプ氏は「彼女は子供たちを愛しており、心を痛めている。彼女は戦争を終わらせたいということを私に言うように頼んでいた」と明かした。【ワシントン金寿英】
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