トランプ米大統領は18日、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領やフランスのマクロン大統領ら欧州首脳たちと会談した際、15日の米露首脳会談で「プーチン大統領はウクライナに対する『安全の保証』を受け入れることに同意した」と明らかにした。
ゼレンスキー氏は停戦後にロシアが再び侵攻してくることを抑止するため、「安全保障面での米国の関与」を求めてきた。
トランプ氏は「私たちは誰が何をするのかこの場で考えなければならないが、私はウクライナに対する将来の侵攻を抑止できる合意に集団で達することができると楽観している」と述べた。「欧州諸国が多くの負担を背負うが、私たちは助けられるし、安全を与えられる」とも語った。
一方、プーチン氏がウクライナで露側が占領する地域の割譲を求めていることを念頭に、「現在の前線を考慮した上で(支配)領域の交換についても議論しなければならない。とても悲しいことだが、戦線の状況は明確だ」と主張した。
トランプ氏はゼレンスキー氏らとの会談後にプーチン氏に電話すると明かし、ロシアとウクライナによる協議に自身も参加する意向を示した。また、「このひどい戦闘が続くのか、解決するのかは、1~2週間の遠くない時期に分かるだろう」と話した。【ワシントン金寿英】
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