北海道大理学研究院の化学部門で、男性助教が親睦会の場で酒に酔い、複数の学生に暴力をふるってけがをさせたことが分かりました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「北海道大化学部門の助教による暴力問題」を解説します。
Q 北海道大の化学部門で助教が暴力をふるったって聞いたよ。どんなことがあったの?
A 化学部門の男性助教が、親睦会の場で酒に酔って複数の学生に暴力をふるい、けがをさせたことが明らかになりました。
Q いつ、どこで起きたの?
A 6月19日と20日に化学部門主催の野球大会があり、20日夜に大学構内で飲酒を伴うジンギスカンパーティーが開かれた時に起きました。
Q 大学の中でジンギスカンを食べるの?
A ジンギスカンパーティーは「ジンパ」と呼ばれ、北大生に親しまれています。
Q 暴力は問題にならなかったの?
A 化学部門の教授会に当たる講座委員会はすぐに問題を把握しましたが、1週間近くたっても正式な謝罪や説明がなかったため、学生側が疑問を持ちました。
Q 学生たちはどうしたの?
A 「暴力行為がなかったことにされる」と心配した学生たちは、6月末に大学本部に助教の処分や調査、部門の対応の是正を求めるメールを送りました。
Q 北大のコメントは?
A 北大は取材に暴力行為があったことを認め「関係者の処分については調査結果および本学の規則などに基づき、適切に対応する」と回答しました。
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