米国務省高官は18日、滞在期限切れや違法行為を理由に今年だけで6000人以上の学生ビザを取り消したと明らかにした。飲酒運転や傷害などの違法行為のほか、トランプ政権から「テロ支援」に関与したとみなされた者が大半を占めるとしている。強硬に不法移民取り締まりを進めるトランプ政権が留学生にも厳しい対応を取っている実態が改めて浮き彫りになった。
政権は、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡りイスラエルに抗議する学生デモが頻発したことを受け、反ユダヤ主義とみなす者を排除するため学生ビザの審査を厳格化していた。
国務省高官によると、ビザを取り消された学生のうち約40000人は法律違反が理由だった。(共同)
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