落語も「推し活」 スタンプカード、限定グッズ… SNS駆使、客と直接交流も

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寄席「桃組」公演を終え、「リレー落語」を共に演じた林家つる子さん(左)とあいさつする蝶花楼桃花さん=東京都台東区の浅草演芸ホールで2025年5月30日、滝川大貴撮影
寄席「桃組」公演を終え、「リレー落語」を共に演じた林家つる子さん(左)とあいさつする蝶花楼桃花さん=東京都台東区の浅草演芸ホールで2025年5月30日、滝川大貴撮影

 落語はもっぱらお年寄りが演じてお年寄りが聞くものだったのも今は昔。近ごろは若手落語家が交流サイト(SNS)で積極的に発信し、「推し」の成長を見守る20~40代の客も珍しくない。東京、大阪といった大都市圏では、寄席ほど大きくない場所でも連日、落語が楽しめる。のぞきに行ってみると――。

 東京・高田馬場。寄席演芸のライブハウス「ばばん場」はエレベーターのない雑居ビルの3階にある。定員約30人と、一般的な寄席の約10分の1の規模だ。7月末の平日夜に訪ねると、30~40代で仕事帰りとおぼしき客が開場前から列をなしていた。

 二ツ目の柳亭信楽さん(42)がネタを増やそうと毎月1回開く勉強会「集まれ!信楽村」だ。チラシとSNSで呼び掛けるぐらいと言うが、会場は満席だ。

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