水戸市南町の路上で7月28日夜、6人が刃物で切りつけられた事件で、茨城県警水戸署は18日、近くに住む自称・投資家、塩原弘和容疑者(48)を殺人未遂容疑で再逮捕した。水戸署によると、外出先から戻って来た直後に襲ったという。
再逮捕容疑は、28日午後6時10分ごろ、裏道にいた70代女性と50代男性を相次いでアウトドア用の刃物(刃渡り約50センチ)で切りつけ殺害しようとしたとしている。女性は頭の骨を折るなど全治2カ月の重傷、男性は右手を切られる全治2週間の傷を負った。
水戸署によると、塩原容疑者は容疑を認め「自分を揶揄(やゆ)する人たちに反撃するため」などと供述しているが、裏道で襲われた2人は容疑者を揶揄していなかったという。
事件発生の数時間前、塩原容疑者は自宅マンションの駐車場から車で外出。戻って来て現場に近い裏道沿いのコインパーキングに駐車し、2人を襲った。その後に国道50号側に移動し、歩道で4人に切りつけたという。6人は命に別条はなかった。
使用した刃物は約7年前にインターネットで購入したとみられ、容疑者は「自分を守るために買った」など供述しているという。【斉藤瞳】
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