全国高校野球選手権大会は第13日の19日、阪神甲子園球場で準々決勝があり、日大三(西東京)が関東一(東東京)に5―3で勝利した。
日大三の田中諒選手(2年)が五回に今大会自身2本目の本塁打を放った。
2024年春に低反発バットが導入されてから、春夏の甲子園大会で複数の本塁打を放った選手は初となった。
試合後の田中選手の主なコメントは以下の通り。
日大三・田中諒選手
(本塁打の)感触は確かに良かったですけど、前の打席で結果が出ていなかったんで、あそこで返してあげようという思いが強かったです。
(左翼席中段付近まで飛んだ)あんまりそこまで飛んでいるっていう感触がなかったんですけど、自分としても一番良いスイングができたかなと思います。今までで一番(打球が)飛んだ打席かなと思います。
(関東一を相手に)東京対決に関係なく、一戦必勝じゃないですけど、必死に戦った結果、勝てたので良かったです。
(日大三の4番とは)しっかりチャンスで一本出るっていうところが4番としての役割だと思います。
(打ったのは)カーブです。真っすぐで勝負はしてこないっていうのは自分の中であって。変化球を狙って打席に入りました。
昨日、しっかり(相手投手の)カーブを、イメージしながら打撃練習した結果だと思います。
(低反発バットで初の大会複数本塁打)そうですか……。あまりそこらへんは実感がないっていうか、自分のスイングができた結果なので、良い状態ではあるのかなと思います。
(パワーを付けるために)体重を増やすもそうですけど、バットスイングで一本、一本しっかり振っていくのが、力強いスイングに近づくと思うので。力強く一本、一本振ることです。
(甲子園に来て体重が)5、6キロ増えました。この夏でかくなった分、絞っていかないといけないなっていうのはあります。(宿舎で)出てきたものは全部食べています。
(小倉全由前監督から)振れば飛んでいくっていうのはずっと言われていて。自分のスイングをできたら飛んでいくので、それはずっと心がけてやっています。
小倉さんの言葉があってのことだと思うし、声かけはすごくしてもらっていたので、そこに応えられて良かったかなと思います。
(高校通算は)20本目です。1年生の時からホームランは打っているけれど、増えたのは今年の5月ですね。(きっかけは)自分の中で良い感覚を持てたのがホームランにつながったのかなと思います。
バッティング練習でも遠くに飛ぶっていうことが増えた。それを自分のスイングに変えてっていうか。試合で自分のポイントに持っていけたっていうのが一番大きいかな。
(スイングの)バランスであったりとか、(以前は)芯を外すっていうのが多かったんで、バッティング練習で芯を外さないで、ポンポンポンポン飛んでいく打球が増えてたので、これかなっていうのでつかみました。
(登録の体重は92キロ。今の体重は)97、8キロくらい。やっぱり白米が一番おいしいですね。お茶わん3杯くらいですね。
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