ウクライナの「安全の保証」具体化が課題 識者に聞く停戦の道筋

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防衛研究所の兵頭慎治・研究幹事=東京都新宿区で2023年7月24日、宮本明登撮影
防衛研究所の兵頭慎治・研究幹事=東京都新宿区で2023年7月24日、宮本明登撮影

 トランプ米大統領が18日、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ロシア、ウクライナ両国は停戦に向けて歩み寄ることができるのか。防衛省防衛研究所の兵頭慎治・研究幹事(ロシア政治)に聞いた。【聞き手・飯田憲】

 米国のトランプ大統領が表明したウクライナへの再侵略を防ぐ「安全の保証」への関与は、ゼレンスキー大統領や欧州首脳に歓迎された。ただロシア側も容認する具体的な枠組みができるかはまだ見通せない。

 先の米露首脳会談後、米国のウィットコフ中東担当特使は「安全の保証」の枠組みとして北大西洋条約機構(NATO)の条約第5条に類似した集団的自衛権を提供することを、ロシア側が認めたと米メディアに明らかにした。だが、…

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