東洋大姫路・岡田監督「OBとして頼もしい後輩やなと」 夏の甲子園

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【沖縄尚学-東洋大姫路】東洋大姫路の岡田龍生監督=阪神甲子園球場で2025年8月19日、長澤凜太郎撮影 拡大
【沖縄尚学-東洋大姫路】東洋大姫路の岡田龍生監督=阪神甲子園球場で2025年8月19日、長澤凜太郎撮影

 全国高校野球選手権大会は第13日の19日、阪神甲子園球場で準々決勝があり、東洋大姫路(兵庫)は沖縄尚学に1―2で敗れ、43年ぶりの4強入りはならなかった。

 2022年に母校の監督に就任し、14年ぶりの夏の甲子園大会に導いた東洋大姫路・岡田龍生監督の試合後の主な談話は以下の通り。

東洋大姫路・岡田龍生監督

 2番手ピッチャーの大きな差かなっていうのは思いましたね。けが人でなかなか2番手が作れていなくて。今日も本当に迷ったんですけど。あの場面(二回途中のピンチで継投)で抑えるのは木下しかないと思って代えた。そこからよく投げてくれたんですけど、そこの差かなと。

 あとは(打線が八回まで)3安打。最後は何とか粘ったんですけど、打てなかったところ、ピッチャーをカバーしてやれんかったところが、勝敗を分けたかなっていうところですね。

 (阪下投手の先発起用は)他の子とのバランスですね。(投手を)代えるのは代えやすいんで、どっちを最初、どっちを最後に持っていくんだっていうことなんですけど、昨日のピッチング見て(阪下投手の先発で)いいかなと。

 (木下投手は)ここまで来られたのは木下とキャッチャーの桑原。バッテリーのおかげやと思いますね。これだけ投げてなんとか粘ってね。今まで(指導者を)40年ぐらいやってますけども、なかなかなかいない、本当に良いバッテリーやと思いますね。

 (相手の新垣瑞稀投手は)スライダーっていうか、カットみたいなボールでうまく放って来られた。(沖縄尚学は末吉投手に新垣投手が続き)そういう2枚がいないと、なかなか夏は勝てないなっていうのは思いますね。

 僕は(東洋大姫路に)来て3年目でここまでできるというか、やってくれるとは思ってもいなかったんで。東洋の復活のために僕も引き受けて、彼らがこれがベースになってね、もう(甲子園で)14年も見ていなかったわけですから、これでもう1回、最後の粘りもそうやけども、そういう東洋の野球っていうのを、今(の時代では)難しいですけど、気合と根性、そういう最後の粘りを出してくれたんで、本当に彼らに感謝しかないですね。

 (OBとしても)僕は、本当に頼もしい後輩やなという風に(思っていて)、OBもみんなそう思っているでしょうし、よくぞここまでやってくれたなっていうのは、彼らには厳しいことも言ってきましたけど、感謝しかない。

 (大会振り返り)この雰囲気というか、夏のこれだけのお客さん入って、ある意味こう……、中毒みたいになりますよね。僕も(大阪・履正社監督時代に)優勝した時もそうなんですけど、生徒にも、もうだいぶ慣れたやろって、もう先生は慣れてるわって言ったんですけど。

 こういうところで野球ができるのはすごい財産やし、僕は(履正社で指導者を)やり始めた時も部員も11人からやっていたんで、(甲子園に)1回出られたらええわと思ってましたけど、出られると1回勝ちたいな、になる。

 残念ながら14年ほど、舞台に上がれなかった。今回上がれたことが、僕はどれだけでやれるか分かりませんけど、そういうベースをもう一回作ってね、若い、次の世代の人に譲れたらなという風に思います。

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