アイスダンス「いくこう」 目指すは五輪 櫛田育良が示した覚悟

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初めて練習を公開したアイスダンスの島田高志郎選手(左)と櫛田育良選手=京都府宇治市で2025年8月8日、三村政司撮影
初めて練習を公開したアイスダンスの島田高志郎選手(左)と櫛田育良選手=京都府宇治市で2025年8月8日、三村政司撮影

 今季、フィギュアスケートのアイスダンス界に新たなカップルが誕生した。櫛田育良選手(17)=木下アカデミー=と、島田高志郎選手(23)=木下グループ=の2人で、愛称は「いくこう」だ。

 櫛田選手はシングルとの「二刀流」で活動。島田選手はアイスダンスに専念し、2030年にフランス・アルプス地域で行われる冬季オリンピックを目指して練習を重ねている。2人は年齢差もあり、結成前は会話を交わしたこともほとんどなかったという。どのように、関係を深めているのだろうか。【玉井滉大】

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「ここは、自分から言わないとな」

 今年1月初旬、2人は木下アカデミー京都アイスアリーナ(京都府宇治市)の2階の会議室に集まった。

 周囲の後押しもあり、昨夏からカップル結成に向けて話は進んでいた。だが、シーズン中はともにシングルに注力しており、2人でしっかりと話す時間は取れていなかったという。

 「話さなあかんよな……みたいな感じで集まりました」と島田選手。今後、2人でアイスダンスに取り組んでいく意思を改めて確認した上で、目標を決めようという話になった。

 すると、櫛田選手が切り出した。

 「やっぱり…

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