ホワイトハウスのレビット報道官は19日、トランプ米大統領(79)が8月に恒例の夏休みを取らないと記者団に明かした。ロシアとウクライナの戦争終結に向けた協議の進展を見極めるためとみられる。
レビット氏は「通常はこの時期に大統領は休暇を取るものだが、トランプ大統領は違う」と指摘。トランプ氏がゴルフ施設を所有している東部ニュージャージー州ベッドミンスターに数週間滞在して必要な執務をする案もあったが、トランプ氏は「それを断った」と説明した。
理由は明言しなかったが、「トランプ氏は迅速に物事を進めたい。毎日人々が殺害されている」などと述べ、トランプ氏がウクライナを巡る協議の進展を急いでいることを改めて強調した。
大統領は、連邦議会が休会中の8月に休暇を取るのが通常だ。トランプは1期目最初の2017年8月、ベッドミンスターのゴルフ施設で2週間あまりの夏休みを取った。【ワシントン西田進一郎】
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