フィギュアスケート女子で今年3月の世界選手権で銅メダルを獲得した千葉百音選手（木下グループ）が20日、京都府宇治市の木下アカデミー京都アイスアリーナで練習を公開した。今季の国際大会初戦となるチャレンジャー・シリーズ（CS）の木下グループ杯（9月5～7日）へ向けて「シーズン序盤で、どこまで自分が仕上がっているかを確認できたら」と抱負を述べた。
この日はフリー曲「ロミオとジュリエット」を流し、3連続ジャンプを軽快に跳んだ他、サルコウジャンプを入念に確認した。「苦手なジャンプは倍練習しないといけない」と課題を口にし、「体力面を含めてこれからどんどん詰めていこうというところです」と語った。
千葉選手は今季初戦となったサマーカップで2位。今後は、9月にあるCS2戦を経てグランプリ（GP）シリーズが控えており、シーズンが本格化していく。
2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの有力候補でもある千葉選手は「五輪は小さい頃から憧れていた夢の舞台で、今は一つの目標。たどり着けるかは自分次第だと思う。一日一日の練習を大切に、自分のベストを出し切りながら、一歩一歩上がっていけるように頑張りたい」と力を込めた。【倉沢仁志】
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