
李在明大統領は22日の書面インタビューで歴史問題について、過去の政権がまとめた慰安婦合意と、元徴用工問題の解決策について維持する考えを示しつつも、「事実を認めて謝罪し、心から慰める過程がはるかに重要だ」「謝罪は相手の傷ついた心が癒やされるまで、真摯(しんし)に、心からするのが正しい」と、日本側の新たな対応を促した。
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外交政策で「実用主義」を掲げる李氏は、方針転換を警戒する日本側に対して歴史問題を争点化する考えがないことを強調して、信頼関係の構築に結びつけたい考えがある一方で、歴史問題を巡る気持ちの揺らぎもみられた。
李氏はそもそも、元徴用工問題の解決策についても強い反対論者だった。尹錫悦(ユンソンニョル)前政権は2023年3月、日本企業が賠償を命じられた元徴用工訴訟の…
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