兵庫の街を襲った大災害から30年。人の心と文化の復興を担うべく、震災10年後に開館した兵庫県立芸術文化センターが、開館20周年を迎えた。記念公演として10月から、舞台「明日を落としても」を上演する。1995年と2025年を行き来しながら展開する物語。主演は「この劇場が大好き」と話す佐藤隆太だ。
「舞台の空間もお客さんにすごく届く感じがするし、ここの楽屋とか裏の休憩スペースとか、自分が落ち着ける場所も多いんですよね」
7月中旬。24年の舞台「GOOD―善き人―」以来、約1年ぶりに舞い戻った劇場で、佐藤は頰を緩めた。「20年という記念すべきタイミングでまたこの舞台に立てるのは、すごく幸せだなと思っています」
Comments