
第96回都市対抗野球大会の四国代表、高松市・JR四国の主将、篠崎康(こう)選手(25)は昨秋から、慣れ親しんだ捕手ではなく指名打者として出場する。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉のように、与えられた役割を全うしようとバットでチームを引っ張る。その背景には中学時代のほろ苦い挫折の経験があった。
都市対抗に出場する全32チームのキープレーヤーに迫ります
全32回のうち6回目
「捕手を諦めたわけではありません。ただ、チームで求められているのがバッティングであれば、頑張ろうかなと。置かれた所で咲いてやろうという感じです」
小学生でソフトボールを始めてから捕手一筋だ。叔父であり、プロ野球・ロッテなどで活躍した愛媛県宇和島市出身の橋本将(たすく)さんに憧れを抱いてきた。
同じ道を歩もうと、甲子園に出場した叔父が通った愛媛・宇和島東高を受験した。だが、合格発表の掲示板に自らの受験番号はなかった。
「宇和島東に行くものだと思っていました。発表の時は3回ぐ…
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