東大寺施設で尾上和彦「鳥の歌」 平和願い「最終改訂版」

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 原爆詩などを基に構成し、平和への希望を込めたオラトリオ「鳥の歌」(尾上和彦作曲)の公演が8月10日、奈良市の東大寺総合文化センター金鐘ホールで開かれる。

 「八月の祈り」と題し、1984年の広島での初演以来、約40年にわたり大阪や名古屋、京都、和歌山など各地で歌われてきた。戦後50年だった95年には、東大寺大仏殿前で上演。戦後80年の今年は、世界に向けたネット配信も予定する。

 尾上は42年、奈良に生まれ、「仏陀」「親鸞」「藤戸」といった古典を題材にしたオペラなどで知られる。栗原貞子の原爆詩に感銘を受けるなどし、オラトリオの基になる作品を書き始めたのは59年、17歳のとき。初演後も改訂を重ねてきた。

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