警察署に生け花飾り30年 84歳講師「見る人の癒やしに」 大阪

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大阪府警此花署に花を届ける清水満子さん。作品には自身の大好きなカーネーションや菊が使われている=大阪市此花区の大阪府警此花署で2025年7月28日午前11時31分、露木陽介撮影 拡大
大阪府警此花署に花を届ける清水満子さん。作品には自身の大好きなカーネーションや菊が使われている=大阪市此花区の大阪府警此花署で2025年7月28日午前11時31分、露木陽介撮影

 大阪府警此花署に30年以上にわたって美しい生け花が届けられている。署の受付に飾られた四季折々の花が来庁者や署員の心を癒やしているという。

 花を届け続けているのは、大阪市此花区に住む生け花講師、清水満子さん(84)。1991年ごろ、所属する流派「MOA山月光輪花」のメンバーらで区内の学校や公共施設に生け花を飾ることになり、縁あって此花署の担当になった。

感謝状を受け取った清水満子さん(右)と山田一紀・此花署長=大阪市此花区の大阪府警此花署で2025年7月28日午前10時59分、露木陽介撮影 拡大
感謝状を受け取った清水満子さん(右)と山田一紀・此花署長=大阪市此花区の大阪府警此花署で2025年7月28日午前10時59分、露木陽介撮影

 現在でも月に2回、無償で季節の花を自ら選び、署内に彩りを添えている。「見る人の『癒やし』となること」を心がけ、花の色彩はもちろん、形や高低差、空間の演出にも気を配っているという。

 此花署は7月28日、清水さんに感謝状を贈った。清水さんは「本当に幸せ。今後もできる限り花と一緒の生活を続け、見る人を癒やす生け花を探究したい」とほほ笑んだ。今回の作品は、大好きなカーネーションや菊があしらわれている。【露木陽介】

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