石破茂首相に対し、早期に退陣を表明するよう求める動きが自民党内で広がっています。25日には党青年局が森山裕幹事長に緊急の申し入れ書を提出し、首相や党執行部に早期に責任を取るよう求めました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「自民党内に広がる首相退陣表明の圧力」を解説します。
Q 自民党内に石破首相の退陣を求める動きがあるって聞いたよ。
A 昨秋の衆院選、6月の東京都議選、7月の参院選と自民党が3連敗したことから、早く責任を取って退陣してほしいという声が強まっています。
Q 具体的にどんな動きがあるの?
A 党青年局は25日、8月にまとめる方針の参院選の総括を「速やかに行った上で、自ら責任を取ることを求める」と明記した緊急の申し入れ書を森山幹事長に提出しました。
Q 森山幹事長はどう答えたの?
A 「自民党は皆が思ったことを発言できる党だ。しっかりと受け止める」と応じたそうです。
Q 他に動きは?
A 自民党の笹川博義衆院議員は25日、首相の責任を追及する両院議員総会について、「開催に必要な党所属国会議員3分の1以上の署名が集まった」と記者団に語りました。笹川氏は、党執行部が党内の意見を聞く両院議員懇談会が28日に開かれるので、ここでの首相の説明を踏まえて署名の提出時期を判断するとしています。
Q 首相は進退について何か言ったのかな。
A 25日にあった与野党党首会談で「進退に関わることは言っていない」と述べ、いつまで続けるかは明言しませんでした。
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