
政府は5日、コメ価格高騰の要因について「生産量が需要量より不足していた」との判断を示した。
石破茂首相にとって、事実上の「減反」であるコメの生産調整を見直し、増産に明確にかじを切ることは長年の持論だった。
首相は、麻生太郎内閣の農相だった2008~09年、生産調整の見直しに取り組んだ。コメ農家が半ば強制されていた減反の「選択制」を検討し、減反に参加するかどうかは農家に選ばせ、コメをより多く作りたい農家は参加しなくていい――。農地の大規模化や効率化、コメの低価格化による競争を推し進めようとの試…
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