友人の孤独死きっかけに 高齢者の住まいにシェアハウスという選択肢

Date: Category:暮らし・学び・医療 Views:1 Comment:0
お茶の時間に共用スペースに集まり談笑する入居者ら=2025年7月8日午後3時3分、寺原多恵子撮影
お茶の時間に共用スペースに集まり談笑する入居者ら=2025年7月8日午後3時3分、寺原多恵子撮影

 午後3時になると、キッチンや机が並ぶ共用スペースに、入居者が続々と集まってくる。千葉県山武市にある、高齢者向けシェアハウス「むすびの家」。この日集まったのは、オーナーの田中義章さん(87)と妻の坤江(ただえ)さん(87)と入居者ら6人だ。「お待たせしました。熱いからね」「お菓子つまんでね」。お茶を準備し、煎餅などをつまみながら会話を楽しむ。

 高齢になってからの住まいの選択は、重要な問題の一つだ。有料老人ホームなどの施設に入居するのか、それとも自宅に住み続けるのか……。そんな中、選択肢の一つになるのが、高齢者向けシェアハウスだ。

 記事後半では、賃貸住宅への入居拒否など高齢者の住まいの問題について解説します。

 むすびの家は、田中さん夫妻が2015年にオープンした。2階建てアパートに、田中さん夫妻と、70~90代の男女7人が暮らす。各部…

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