渡辺一枝さん、50回目の「福島の声を聞こう!」 原発事故被害訴え

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作家の渡辺一枝さん=東京都千代田区で2025年8月3日、沢田石洋史撮影 拡大
作家の渡辺一枝さん=東京都千代田区で2025年8月3日、沢田石洋史撮影

 東京電力福島第1原発事故後、作家の渡辺一枝さん(80)が福島県在住者や避難者を神楽坂セッションハウス(東京都新宿区矢来町)に招く「福島の声を聞こう!」が17日、50回目を迎える。2012年3月から年3~4回のペースで開き、今回は同県会津若松市の日本キリスト教団若松栄町教会員、片岡輝美さん(64)を迎える。

 同教会は原爆投下後の広島、長崎を撮影した米占領軍カメラマンのジョー・オダネルさん(1922~2007年)から、世界的に知られる写真「焼き場に立つ少年」など約30点を寄贈され、写真展を毎夏開催。片岡さんは市民団体の代表として子どもの脱被ばく活動も続けている。

 渡辺さんは著書「聞き書き 南相馬」「ふくしま 人のものがたり」などを通じ、原発事故で翻弄(ほんろう)される人々の姿を記録してきた。50回目の開催にあたり「核兵器と原発は切っても切り離せない関係。原爆同様、原発事故の被害も終わっていない。可能な限り続けていきたい」と話す。

 午後2~4時。参加費1500円。申し込みは同セッションハウス(03・3266・0461)。【沢田石洋史】

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