環境省と気象庁は5日、熱中症を予防する行動を促す「熱中症警戒アラート」を過去最多となる44都府県に出した。エアコンの効いた室内などで過ごし、こまめな水分や塩分の補給をするよう呼びかけている。
熱中症警戒アラートは、気温や湿度、日射などを基に計算して出す値「暑さ指数」を基準としている。都府県単位(北海道、鹿児島県、沖縄県は複数に分割)のいずれかの観測地点で、暑さ指数が「33以上」になると予想されると出される。
5日は北海道と秋田県、高知県を除く44都府県に出された。2021年4月に熱中症警戒アラートを全国で運用を開始して以来、都道府県の数としては最多となる。
日本の南に高気圧があり、温かい空気が日本列島に流れ込んでいる影響で関東地方を中心に気温も高くなっている。群馬県や埼玉県では最高気温が40度以上になると予想されている。【遠藤浩二】
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