女優の今田美桜がヒロイン柳井のぶを演じるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(総合など)の第92回が5日、放送される。のぶの夫、嵩(北村匠海)が応募した漫画が入選を果たす。そんななか、のぶの妹、朝田蘭子(河合優実)とメイコ(原菜乃華)が上京する。
「あんぱん」第19週「勇気の花」(第91〜95回)振り返り(ネタバレ)
昭和23(1948)年2月、高知県出身の代議士、薪鉄子(戸田恵子)の事務補助員として働いていた世良則雄(木原勝利)が独立。のぶは、鉄子の秘書として忙しく働いていた。嵩も三星百貨店の宣伝部で一目置かれるようになっていたが、ゆっくり漫画を描く時間がとれずにいた。そんななか、嵩は三星劇場で上演される舞台のポスターを描くことになった。
カフェで座長の大根(青柳翔)と打ち合わせをしていると、「いせたくや」と名乗る青年(Mrs. GREEN APPLE・大森元貴)から声をかけられた。芝居が大好きで演劇学校に通い自分の劇団も作ったがうまくいかず悩んでいるという。嵩は「キミの話はあとで聞くから」と言って、話し続けるたくやを止めた。その晩、嵩はたくやのことをのぶに話した。
後日、打ち合わせで漫画の話題になった嵩は、大根から、「これ読んだ?」と言われ、手嶌治虫が作画した「新宝島」を渡された。彼の才能に圧倒された嵩は漫画を描く気を失う。そこにのぶが帰宅。「たっすいがーはいかん」と言って、漫画の懸賞広告を差し出した。嵩は、戦死した弟の千尋(中沢元紀)から同じように背中を押されたことを思い出し、無我夢中で漫画を描き始めた。
「あんぱん」第92回あらすじ
応募した漫画が入選し、大喜びする妻の笑顔を見てうれしさがこみあげる嵩。そんななか、蘭子が仕事の都合で上京することになり、メイコと2人で引っ越してくる。
数日後、メイコが働くカフェでのぶが嵩を待っていると、嵩は高校の同期、辛島健太郎(高橋文哉)を連れて現れる。健太郎に思いを寄せるメイコは動揺を隠せない。NHK でディレクターをしているという健太郎は、「のど自慢」の予選会を受けてみてはとメイコに勧める。
「あんぱん」とは?
人気アニメ「アンパンマン」の原作者として知られるやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルにした朝ドラ。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロインとその夫の人生を描く。脚本は中園ミホさん。主題歌「賜物」をRADWIMPSが歌い、「語り」を同局の林田理沙アナウンサーが務める。
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