イスラエル首相、ガザ占領方針 政権の強硬姿勢に国民からも反発

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イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)
イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)

 イスラエルのネタニヤフ首相は5日、パレスチナ自治区ガザでの軍事作戦に関してカッツ国防相らと協議し、ガザの完全占領を進める立場を示した。7日にも閣議を招集し諮る。地元メディアが伝えた。イスラエルの強硬姿勢により、イスラム組織ハマスが拘束する人質を殺害する可能性が指摘され、国民から反発も上がっている。

 イスラエルとハマスの停戦交渉が膠着しており、イスラエルがハマス側から譲歩を引き出すため圧力を強めている可能性もある。

 トランプ米大統領は5日、イスラエルによるガザ占領を支持するかどうか記者団に問われたが「イスラエル次第だ」と述べるにとどめ、賛否を明言しなかった。

 イスラエル首相府は会合後の声明で「イスラエル軍は政府の閣議決定を実行に移す準備がある」と強調した。ただイスラエル軍は、ガザの完全占領は人質の命を危険にさらす恐れがあるとして反対の立場とされている。

 イスラエルメディアによると、軍は既にガザ全域の75%以上を制圧した。完全占領に踏み切れば、住民の犠牲者増は避けられない。(共同)

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