ゼレンスキー氏、トランプ氏と電話協議 対露制裁強化に期待感

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ウクライナのゼレンスキー大統領=キーウで2025年3月13日、ロイター 拡大
ウクライナのゼレンスキー大統領=キーウで2025年3月13日、ロイター

 ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、トランプ米大統領と電話で協議し、対露制裁などについて議論した。トランプ氏はロシアが8日までに停戦に応じなければ、ロシアと取引する第三国に「2次関税」を課すと表明している。期限を前に、ゼレンスキー氏はロシアへの圧力強化を念押ししたとみられる。

 ゼレンスキー氏はX(ツイッター)で、トランプ氏と「生産的な会話をした」と発表した。トランプ氏の「決意」によって対露制裁が強化される見通しが強まり、「経済状況が悪化するロシアは敏感になっている」と主張。2次関税の発動が「多くの変化をもたらせる」と期待感を示した。

 ゼレンスキー氏によると、両者はウクライナ製無人航空機(ドローン)を巡る合意についても議論した。米紙ニューヨーク・ポストが7月に報じたゼレンスキー氏のインタビューによると、合意はウクライナが実戦で使用した機種のドローンを米国が購入し、ウクライナは米国から他の兵器を購入する内容となる。

 ゼレンスキー氏はXで、ウクライナ側の草案は準備ができたと述べ、「最も強力な合意になり得る」と強調した。【ベルリン五十嵐朋子】

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