広陵の暴力事案「新たな事実は確認できず」 SNSで情報広がる

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阪神甲子園球場 拡大
阪神甲子園球場

 阪神甲子園球場で開催中の全国高校野球選手権大会に出場している広陵(広島)は6日、硬式野球部で1月に起きた部員の暴力事案について公表した。SNS(交流サイト)で広がっている情報について関係者に事情を聴いたところ、新たな事実は確認できなかったという。

 広陵によると、事案は1月22日に構内の寮で起きた。当時の2年生部員複数人が個別に1年生1人の部屋を訪れ、それぞれ、胸やほおをたたく、腹部を押す、胸ぐらをつかむといった行為をした。

 学校は加害生徒の申告によって事態を把握。被害生徒や加害生徒、職員らに聞き取りをした。

 事態を重く見た学校側は、広島県高野連を通じて日本高野連に報告。日本高野連は3月に行われた審議委員会で、野球部に対する厳重注意を決めた。

 後日、暴行を加えた部員は被害生徒に謝罪。被害生徒は3月末で転校したという。

 事案を巡っては、大会直前にSNSで情報が広がっていた。

 学校は「被害を受けられた生徒や保護者の皆さまに、重ねて深くおわびを申し上げます。全校を挙げて再発防止に注力してまいります」と謝罪した。

 その上で、調査結果と異なる事実や関係のない生徒への中傷が広がっているとして「関係する皆さまには、冷静なご対応をお願いいたします」としている。【深野麟之介】

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