
28日に開幕する第96回都市対抗野球大会。全国12地区の厳しい予選を突破してきた代表チームの主役候補を紹介します。1回目は東海第1代表で、11年連続27回目出場の豊田市・トヨタ自動車で2年目の熊田任洋内野手(24)。若返りを図る伝統チームのリードオフマンに迫りました。
高校でセンバツ優勝
広角に長打を放つ強打が魅力の内野手。チームが若返りを掲げる中で、シンボル的存在へと成長を遂げた。
2次予選では、左の1番打者として全4試合に先発出場し、4割近い高打率に2本塁打を含む5本の長打を記録した。西濃運輸との第1代表決定戦では、1点リードの二回に序盤で主導権を握る貴重な追加点となる3ランを放ち、東京ドーム行きへの原動力となった。
高校、大学と名門を歩んできた。愛知・東邦高時代は、3年で出場した2019年のセンバツで「4番・遊撃手」として石川昂弥選手(中日)らとともに優勝を経験した。進学した早稲田大では、ルーキーイヤーから東京六大学リーグの公式戦に出場。4年春と秋のリーグ戦では2季連続で遊撃手のベストナインに選ばれた。
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