阪神甲子園球場で行われている全国高校野球選手権大会で8日、横浜(神奈川)―敦賀気比(福井)の試合中に雨が強まり試合が中断されました。雨による中断は今大会で初めてです。阪神園芸によるグラウンド整備は「神整備」と呼ばれ、高い技術を持っています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「阪神園芸の神整備」を解説します。
Q 甲子園の試合が雨で中断って聞いたよ。どんな状況だったの?
A 8日の第3試合、横浜と敦賀気比の対戦中、四回裏の横浜の攻撃で雨が強くなり、試合が中断されました。今大会で雨による中断は初めてです。
Q 阪神園芸ってどんな会社だっけ。
A 阪神園芸は、甲子園球場を所有する阪神電鉄の子会社で、球場のグラウンド整備を専門に行う会社です。
Q どんなふうにグラウンドを整備したのかな。
A 内野にたまった水は100枚以上の大型スポンジなどで取り除かれ、新しい土も入れられてグラウンドが整えられました。
Q 「神整備」ってどういう意味なの?
A 「神整備」とは、阪神園芸のとても高いグラウンド整備技術をたたえる言葉で、特に野球ファンの間で有名です。
Q 阪神園芸が有名になったきっかけは何だったの?
A 2017年10月のプロ野球クライマックスシリーズ・ファーストステージ阪神―DeNAで、大雨の中でも試合を続けられるように整備したことが交流サイト(SNS)で話題になり、「神整備」と呼ばれるようになりました。
Q 整備の時に気をつけていることはあるの?
A 阪神園芸の担当者によると、運び込む土の量や順番、降水量や気温まで細かくチェックし、「試合の実施が決まれば、1時間後には練習開始できるようにすべて準備している」そうです。
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