元安川電機社長、元北九州商工会議所会頭の利島康司（としま・こうじ）さんが17日、老衰のため死去した。84歳。葬儀は近親者のみで営んだ。安川電機は後日、お別れの会を開く。
北九州市出身。慶応大法学部を卒業後、1964年に安川電機製作所（現安川電機）に入社した。常務や専務を経て2004～10年に社長を務めた。10～13年の会長を経て23年まで特別顧問。日本ロボット工業会長も務めた。
自動車や半導体向けなど産業用ロボットの開発や市場シェア拡大に尽力した「ロボット社長」として知られ、安川電機を世界的なメーカーに育てた。
10～21年は北九州商工会議所会頭を務め、ものづくりの街である北九州市の産業観光を推進するなど地域経済の活性化に貢献した。【石田宗久】
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