全国高校野球選手権大会は第8日の13日、阪神甲子園球場で2回戦があり、過去2大会連続で4強入りし、今大会は出場校の最後に登場した神村学園(鹿児島)は0―1で創成館(長崎)に敗れた。
神村学園の先発右腕・早瀬朔投手(3年)は、140キロ後半の直球を主体に7回1失点と好投したが、チームを勝利に導けなかった。
早瀬投手の試合後の主な談話は次の通り。
神村学園・早瀬朔投手
自分の投球で絶対にチームを勝たせるんだという気持ちで投げていた。負けてしまって本当に悔しい気持ち。
<初回から147キロをマークして球に勢いがあった>
鹿児島大会に比べたら(立ち上がりから)良かったと思う。ただ、直球に対して相手打者がしっかりと振ってきた。そこが相手の方が一つ上だったと感じた。
<7回を投げて被安打10ながら1失点だった>
(小田大介)監督からは、どれだけ走者を背負っていても、絶対に粘り強く投げて、スコアブックに「0」をつけるのがエースだぞ、と言われてきた。その気持ちを持っていたので、最少失点につながった。
<七回には暴投で先制点を許した>
あの一球で負けてしまったっていうのが自分の中で一番心残りになった。アウトコースへの直球で、絶対に抑えてやるという気持ちで投げた球が上ずってしまった。あの一球が勝敗を分けてしまい、ものすごい悔いがある。
やはりワンプレーでこうして負けてしまうのが夏。それを今年、下級生で(ベンチに)入っていたメンバーたちにもしっかりと分かってもらい、来年につなげてくれれば、神村学園はまた甲子園で勝てるチームになると思っている。
<鹿児島大会から初戦まで期間は空いていたが調整の難しさは>
その期間をうまく利用して、チーム全体でレベルアップしようと取り組んできたが、逆に空回りしてしまった。打撃面でも浮足だった。49校目の登場で。(49番目の学校は)甲子園で全然勝てていないというジンクスがあると言われていたので、何としてもそのジンクスを覆そうとずっとやっていたが、長い期間の調整の仕方は難しかった。
<甲子園でプレーができて>
甲子園で試合をしてみて、自分(が持つ)以上の力を発揮できた。昨年も経験させてもらったが、自分自身が変われる場所でもある。ここで成長させてもらえた。今後は、プロを目指しているので上のレベルでもっと戦えるようにしたい。今のままではまだ通用しないと思うので、もっとレベルアップしていきたい。
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