熊本、福岡で相次ぎ遺体発見 川や海上で 記録的大雨の不明者か

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激しく水しぶきを上げて走る車両=熊本市中央区で2025年8月11日午前7時33分、中村敦茂撮影 拡大
激しく水しぶきを上げて走る車両=熊本市中央区で2025年8月11日午前7時33分、中村敦茂撮影

 10、11日に記録的な大雨が降った熊本、福岡両県で13日、相次いで遺体が見つかった。警察や海保が大雨による安否不明者の可能性があるとみて身元を調べている。

 熊本県警熊本南署によると、熊本市南区城南町陳内の浜戸川で13日午前、男性の遺体が浮いているのを捜索中の消防団員が見つけた。約2・5キロ上流では11日からバイクを残して男性が安否不明となっており、県警が身元の確認を進めている。

 門司海上保安部によると、福岡県宗像市沖の海上でも13日午前、漂流している成人女性の遺体が見つかった。下着に黒色のスポーツサンダル姿。目立った外傷はなかった。同県福津市では10日午後、男女2人が川に流されたと119番があり、門司海保が遺体の身元を調べている。

 また、熊本県甲佐町では60代女性が安否不明になっていることが新たに判明した。女性は11日午前5時ごろに自宅から車で勤務先に向かっていたが、連絡が取れなくなったという。

 10、11日に九州北部を襲った大雨ではこれまでに2人の死亡が確認されている。安否不明者は熊本県で3人、福岡県で2人。【中村敦茂】

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