イスラム過激派の温床、スールー海。米軍特殊部隊のデルタフォースが、誘拐されたCIAエージェントの救出という極秘作戦を行おうとしていた。その最中、反政府ゲリラに遭遇し、ほぼ実戦経験がないまま作戦に参加した若手軍曹のキニー(リアム・ヘムズワース)は孤立。無人戦闘機の操縦官(ラッセル・クロウ)を頼りに、タイムリミットが迫るなかでの極限の戦いが始まる。
見どころは、死を目前にしたジャングルの中での過酷な描写と、遠く離れた米軍の基地で軍人たちがバスケットボールの中継で盛り上がる描写の対比。クロウが妻から頼まれたビーガンの食材をスーパーで探す様子はさすがにのどかすぎる気もしたが、これこそが現代の戦争の現実なのだろう。クロウには人情味と愛嬌(あいきょう)のある人物がよく似合う。監督、脚本はウィリアム・ユーバンク。ドローンを駆使した作戦が描かれているが…
Comments