全国高校野球選手権大会は第11日の16日、阪神甲子園球場で3回戦があり、前回大会準優勝の関東一(東東京)が創成館(長崎)に4―1で勝利し、2年連続で8強に進んだ。
関東一のエース左腕・坂本慎太郎選手(3年)は「3番・中堅」で先発出場。三回に先取点となる2点適時打を放ち、投げては六回からの4回を無失点に抑える投打「二刀流」の活躍を見せた。
坂本選手の試合後の主な談話は次の通り。
関東一・坂本慎太郎選手
<三回の適時打を振り返って>
初球から絶対に打つと決めていたので、その通りにしっかり初球を振れたのが良かったと思います。(京都国際戦に敗れた昨夏の決勝で最後の打者になった)去年の最終打席で初球を振れなかった悔しさがまだ残っているので、借りを返す意味でも意識していたことでした。
<投げては相手のエース森下翔太投手と七回に対戦し、13球目で空振り三振を奪った>
あそこは投げていて自分でも楽しくて、絶対打たれたくなかったですし、お互いの気持ちの強さがあったのかなと思います。
<投球と打撃ではどちらが好きか>
五分五分ぐらいですね。ピッチャーならピッチャー、バッターならバッターで切り替えてやっています。あえて言うならバッターの方が打ったら盛り上がるので、そこは良いですね。
<DH制が来年春から高校野球でも採用される>
(自身は3年生で採用までに引退するが、仮に投手で出る時は)僕は嫌ですね。使わないでほしいです(笑い)。
<次戦の相手は日大三(西関東)になった>
東京ですか(笑い)。日大三の方が打力もあって強いと言われているので、挑戦者の気持ちで、自分たちは今日みたいな渋いバッティングで相手の隙(すき)を突いてやっていきたいです。
<これまで対戦経験は>
ないです。練習試合でもないです。
<日大三のエース近藤優樹投手は気迫を前面に出すタイプ>
僕はあんな感じで投げるタイプではないですけど、持っているものをただ出すだけなので。ピンチになるまでは打たせて取って、ピンチになれば強気で投げることだけ意識してやっていきたいです。
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