「勝手に夢見る風土病」 北朝鮮・金与正氏、韓国との対話を否定

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北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正・党副部長=平壌で2022年8月10日、朝鮮中央通信・AP 拡大
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正・党副部長=平壌で2022年8月10日、朝鮮中央通信・AP

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(ヨジョン)・党副部長は外務省の主要局長らとの会合に出席した。

 与正氏は、韓国の李在明(イジェミョン)政権が対話を求めていることなどについて「勝手に夢を見て、自分勝手に『希望』と『構想』を吐き出すのが風土病ではないかと思うほどだ」などと激烈に批判。「韓国は我が国の外交相手になることはできない」と述べ、対話に応じる意思は一切無いことを改めて強調した。国営の朝鮮中央通信が20日、伝えた。

 与正氏は、18日から始まった定例の米韓合同軍事演習にふれ、韓国の大統領が誰であっても「米国の特等の忠犬だという事実を忘れてはならない」と指摘。李氏が南北関係の「平和」を強調していることを挙げたうえで「対決の本音を平和の花で包んだとしても、袋の中の刃物は隠すことができない」と批判した。

 与正氏はまた、「韓国の大統領は機会があるたびに『小さな実践が小石のように積もれば、相互の信頼が回復するだろう』と言いながら、『小石』や『信頼』、『忍耐』といった放浪詩人のような言葉だけを並べ立てている」などと皮肉った。【ソウル福岡静哉】

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