住友生命いずみホール「バッハ2025」 神髄に触れる全5回

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 今年開館35周年を迎えた住友生命いずみホール(大阪市中央区)で、9月から全5回(6公演)のシリーズ「バッハ2025 綾なす調和」が始まる。1990年の開館以来、音楽学者でバッハの専門家だった故礒山雅・音楽ディレクターのもと、バッハを特集してきた。バッハの音楽をホールとして立ち返るべき原点の一つとして捉え、継承され、アップデートされたバッハ演奏の現在を示す企画となる。

 企画・監修はホール音楽アドバイザーで、礒山の薫陶を受けた音楽学者、堀朋平。「音楽学者が特色を出すのが、このホールの珍しいところ。20年に予定していた『マタイ受難曲』がコロナ禍で延期・中止となったこともあり、捲土(けんど)重来、満を持してのバッハ」と語り、「バッハが後世に与えた影響を重視しつつ、バッハが先立つところから受けた影響も含めて描き出す狙いがある」と、タイトルに込めた意味を説明する。「礒山…

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