
壁も床も真っ黒に塗りつぶした、ちっちゃな小屋の中でゾクッと涼める展示「のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。―群れる―」が開催中です。
会場は、1970年の大阪万博跡地に建つ国立民族学博物館。世界各地の衣食住から信仰までが地域ごとに展示されてて。日本各地のお祭りを集めた展示は、不気味なわら人形のお祭りや神様のお面とか、その土地由来の多様な信仰が見えて、特に好きだったな。
そんな民博で展示するなら、やっぱり歴史や伝統を感じるものにするのがいいなって思って、東北の伝統工芸品とのコラボ作品を中心に構成しました。
リボンアートは「負の感情をリボンで表現したら、負の感情たちがかわいく思える、愛せるようになる」がコンセプト。今回「群れる」ってテーマを加えたのは、「真っ赤童(わらし)の巣」という作品で「群れ」の実験をしたのがきっかけで、集まることに興味が湧いたからなんです。
人は、自然と人が集まる場所や話題のものにひかれる生き物だと思うんだけど、…
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