岩手県矢巾町産にんにくを使った新商品「やはばソース」が完成し、町内の中華食堂和田屋で26日、試食会が開かれた。盛岡市の料理研究家、小野寺恵さん(66)がレシピを監修、和田屋店主の和田照志さん(59)がソースを作った。
町の特産品開発支援事業の一環で、地元のにんにくを使ってスタミナのつくソースを開発しようと、今年度からソース作りを始めた。みそラーメンに使うみそなど2種類のみそや、しょうがなどを混ぜ合わせて仕上げた。
試食会には高橋昌造町長も出席。やはばソースを使ったチャーハン、豚肉とズッキーニの肉みそ炒めなどを提供した。小野寺さんは「みその味を引き立たせた、味わい深いソースができた。矢巾町産野菜の料理に合う」と高く評価する。
町の新たな特産品として、10月ごろから和田屋の店内で販売を始める。販売価格は瓶入り(200グラム)550円を検討している。
10月18、19日に開催される「矢巾町秋まつり」の会場で、やはばソースを使ったチャーハンの作り方を和田さんが18日に実演する予定。高橋町長は「プロのチャーハンの作り方を見てほしい」と呼びかけている。【山田英之】
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