社会人野球の日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督(49)が、今季限りで退任する意向であることが判明した。渡辺監督が毎日新聞の取材に28日、明らかにした。
既に選手に伝えており、9月に行われる日本選手権関東代表決定戦で出場権を獲得すれば、10月28日に開幕する日本選手権が最後の指揮となる。後任は米田真幸(まゆき)コーチ(39)が昇格する。
渡辺監督は栃木県出身。国学院大を経て、1999年に新日鉄君津に入社した。アンダースローで活躍し、2000年の第71回都市対抗大会で初の4強入りに貢献した。
01年にドラフト4位でロッテに入団し、13年間で通算87勝を挙げた。06、09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表の連覇に貢献した。
15年12月、新日鉄住金かずさマジック(現日本製鉄かずさマジック)に投手兼任コーチとして復帰し、20年1月に監督に昇格した。監督として都市対抗大会に4回出場した。【円谷美晶】
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