
プラスチックは環境中に流出すると分解されずに大量のごみとなり、環境汚染の原因となる。世界的な対策は急務だが、国際条約作りは難航している。そんな状況を打開しようと、世界の若者たちが「プラごみゼロ」を目指して行動している。
「世界中の辞書から『ごみ』という言葉をなくし、資源を循環させる社会を目指したい」。6月7日、世界環境デーを記念して大阪市此花区の大阪・関西万博会場で開かれたイベントで、同市の桃山学院高の生徒たちが訴えた。
同校では生徒有志が2021年から「桃山Go Green Project」と銘打って環境保全に取り組んでいる。現在、約30人が参加。活動を始めた当初は、使い捨てカイロを利用した水質改善にチャレンジしたが、プラごみ削減に向けた地道な活動も進めている。
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