プーチン露大統領が米特使と会談 トランプ氏、結果踏まえ制裁判断

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演説するトランプ大統領=ワシントンのホワイトハウスで2025年8月5日、ロイター 拡大
演説するトランプ大統領=ワシントンのホワイトハウスで2025年8月5日、ロイター

 ロシアのプーチン大統領は6日、首都モスクワで米国のウィットコフ中東担当特使と会談した。トランプ米政権は8日までにロシアがウクライナとの停戦に合意しない場合はロシアへの制裁を強化すると表明している。米側は改めて停戦に応じるよう求める見通しだ。

 ウィットコフ氏の訪露は4月25日以来で、第2次トランプ政権発足以降で5回目。タス通信によると、ウィットコフ氏は6日朝にモスクワ入りした。露側で対米交渉に携わるロシア直接投資基金のドミトリエフ総裁が空港で迎えた。

 トランプ米大統領はウクライナとの停戦に応じないロシアへのいらだちを強めている。ロシアが8日までに停戦に合意しない場合は、ロシアから米国への輸入品に100%の関税を課すほか、ロシアが戦費調達の財源としている原油の輸出先であるインドや中国を念頭に、ロシアと取引する第三国への「2次関税」を検討している。関税の詳細は不明だが、ロシアから液化天然ガス(LNG)を輸入する日本も対象となる可能性がある。

 トランプ氏は5日、ホワイトハウスで記者団の質問に応じ、2次関税を課す方針について「(ロシアとの会談が)どうなるか見て、その時点で判断する」と述べた。一方で、プーチン氏は1日、ウクライナ和平の条件について「以前のままだ」と発言しており強硬な姿勢を崩していない。【ワシントン松井聡、モスクワ山衛守剛】

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